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I Spy(ミッケ) 〜クラスで使っているボードゲームの紹介〜 その②

Updated: Oct 13, 2023

I Spy(ミッケ)


前回の「Spot It」の紹介に続き、今回もANGEL英会話のクラスで使っているお気に入りのボードゲームをご紹介したいと思います。


今回は「I Spy」(ミッケ)です!正確には、I Spy Eagle Eyeという、「ミッケ 鋭い目」というものになります。

有名なかくれんぼ絵本、「ミッケ」シリーズで遊んだ事がある人は沢山いると思いますが、そのゲーム版です。Spot Itと同じで、何かを見つけるのが目的のゲームです。


I Spyは「私はスパイする」ということではなく、「みーつけた」です。この名前についてはある古い遊びが元になっているので、また最後に紹介しますね。


ルールは至ってシンプル!

  1. 4枚のゲームボードから一人一枚選びます。カードは重ねてみんなの真ん中に。

  2. Ready, set, go!で、ボードの絵とお題のカードの絵を見比べて、両方にあるものを探します。

  3. 見つけたらベルを鳴らして何を見つけたかみんなに教えます。

  4. きちんと見つけられていたらそのお題のカードをもらう事ができ、その次のお題カードの回へと続きます。最後に一番カードが多かった人の勝ちです。

プレイする人数などによって色々なルールがあるようですが、このやり方が一番王道かと思います。ボードもカードも両面あるので長く遊ぶ事ができますが、すぐ終わりにしたかったら最初から何回戦までか決めておくのがお勧めです。


プレイする年齢は5歳以上からと書いてありますが、絵が細かくなく簡単めのボードを選んであげれば、大人とチームで3歳ぐらいから遊べると思います。ちなみに、子供はすぐにどこに何があるのか暗記してしまい大人は歯が立たなくなるので、大きい子には毎回違うボードを選ばせることをお勧めします!


クラスでボードゲームがテーマの際、まずはSpot Itで「見つけたものの名前(=単語)を言う」ことをしますが、その次はI Spyで「見つけたものを文で発表する」というように少し難易度を上げていきます。


文といっても、「I spy 〇〇(見つけたもの)」というとてもシンプルなものなのでとても難しくなるわけではないですが、見つけるものもただの動物ではなく、「青と白のしましまのビー玉」「黄色い野球のバット」「Jが書いてある緑の積み木」など、形容詞の順番などを考えながらなるべく詳しく言ってもらうので、かなり頭を使います。


そして、一緒にプレイしているクラスの仲間によっては、あまりにもすぐに見つかると、ずるをしていないか「Where!?」(どこ!?)とチェックしたがる人もいるので、ちゃんと「Here!」(ここだよ!)「See!?」(ほらね!)と答えなければいけません。


プレイ中に思わず言ってしまう、「え〜っ、また!?」「はやっ!」「うそ〜!」「全然見つからない!」なども、その都度ゲームを一時停止して、英語に言い換えながら進みます。そのうちに英語が飛び交い始め、本当にただ英語でボードゲームを楽しんでいるように聞こえてきます。競争心に駆られてどんどん覚えるので、とにかく習得が早くてびっくりします。(クッキー作りのレッスンの時の、食べたい意欲からくる学習スピードには負けますが!)


今回もプレイ中に言いたくなるフレーズを紹介するので、ぜひ使ってみてくださいね!

  • I can't find anything!(何も見つからない!)

  • I finally found one!(やっと見つけた!)

  • Again!?(また!?)

  • No way! Really!?/Seriously!?(うそー!マジで!?/本当に!?)

  • So fast!(はやっ!)

  • Don't cheat!(ずるしないで!)

  • That's not the same. (それ同じじゃないよ)Opps, sorry! My bad.(おっとごめん!わるかった。)

  • I can't see the card. Can you move back?(カードが見えないよ。下がってくれる?)

  • How many cards did you get? Let's count.(何枚カード取れた?数えよう。)

  • Can we trade the board?(ボードを交換してくれない?)

  • I don't know what this is called.(これなんて言うのかわからないや。)

  • This board is easy/hard.(このボード、簡単/難しい。)

  • Quick! Ring the bell!(はやく!ベルを鳴らして!)

最近では、絵だけではなくて文字も使うのでかなり難易度が上がるI Spy Spooky Mansion というものや、I Spy Dig Inというボードではなくアイテムを小さな駒の山から探すものなど、色々とあるようです。どちらも英語で遊べると思いますが、初めての方は今回紹介したI Spy Eagle Eyeをお勧めします。









さて、最初にお話ししたI Spy の元になっている遊びですが、アメリカなどでずっと昔から子供たちが遊んでいる、何も物が必要なくてどこでもできる超簡単なゲームです。

家族で車でどこか遠出するとします。だんだんと飽きてきて、何かみんなでゲームしよう!となりますよね。日本だったら、古今東西、マジカルバナナ、しりとりなどでしょうか。それがI Spyです。


例えば、最初に問題を出す人が、「I spy with my little eyes, something.... blue!」(何か青い物みーつけた!)と言います。あたりを見回して好きなものを頭の中で選びますが、何に決めたのか仕草から分かってしまわない様に気をつけます。そして、他の人が「Is it the sky?」(空?)「Is it that sign?」(あの看板?)「Is it my shirt?」(僕のシャツ?)などと聞いていき、問題を出した人が思っていたものと同じ物を当てた人の勝ちとなります。


シンプルすぎて大人はすぐ飽きがちですが、子供たちはなぜかとても頑張って遊びます。ドライブ中だと当てる物を通り過ぎてしまったりするので、早く当てなくてはいけないという焦りも合わさってワクワクします。

教室では、I Spyのボードゲームをする前に、必ずこの[元祖I Spy]を部屋のものを当てっこしながらやってみます。「I spy with my little eyes, something.... 〇〇!」だと少し長くて覚えるのに苦労するので、まずは「I spy something.... 〇〇!」に簡単にして遊びます。


お題を色でやるのがスタンダードですが、「I spy with my little eyes, something starting with a letter.... ◯!」という風に、綴りの頭文字から当ててもらう、というようなバリエーションがいくつかあります。


出題する人の回答は、当たったらYES、外れたらNO、で良いと思いますが、それも「Yes it is!」 VS「 No it's not! 」「Correct!」 VS 「Incorrect!」 など様々な言葉の練習のために変えるのもありだと思います。


ぜひボードゲームのI Spy と一緒に、[元祖I Spy]もやってみてくださいね!


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